ビタミンC
  
 
風邪とビタミンC
 
ビタミンCが不足すると風邪をひきやすい
  かぜをひきやすい人は、日頃からビタミンCの補給を心がけてはいかがでしょうか。 ビタミンCは体の「免疫機能」の維持に必要なビタミンです。 ご存知のように「免疫」とは、ウイルスや細菌などの異物から体を守るための仕組みで、その主役は白血球です。
  白血球は血液やリンパ液中にあって、ウイルスや細菌の活動を阻み、それらを死滅させるよう働いています。
  普通ビタミンCは白血球中にたくさん貯蔵されています。 ところが、風邪などの感染症にかかると、白血球中のビタミンCは急速に減少するのです。そして病気が治ると、徐々にもとの量にもどります。
  多くの研究から、ビタミンC不足の状態では免疫能力が低下し風邪をひきやすくなることがわかっています。また一般に風邪をひきやすい人は、白血球中のビタミンC濃度が低いという結果も出ています。
  不足分の補給というより、もっと積極的にビタミンCをとることで、風邪の予防に効果があった、あるいは症状を軽減したり回復を早めることができたという報告もあります。
   
充分なビタミンCの摂取で、風邪が軽くすみます。
  ・ビタミンCを500mgづつ1日4回摂るグループAと摂らないグループBをウイルスに感染させ、風邪の程度を比べた報告があります。 AはBのグループに比べ咳が3分の1、くしゃみは半分程度、鼻をかむ回数もかなり少なくてすみました。 また、風邪をひいている期間も半分ほどに短縮されました。
  ・ビタミンCは普段は白血球中にたくさん貯蔵されています。 しかし風邪をひくと急速にビタミンCの量が減ってしまいます。 日頃から充分にビタミンCを摂取することが、風邪を予防し風邪をひいても症状を軽くし早く治すコツといえそうです。

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