ビタミンC
  
 
喫煙とビタミンC
喫煙は病気をもたらし、体内のビタミンCを低下させます
  ・喫煙は肺ガンや慢性気管支炎に代表される呼吸器系の疾患をもたらし、循環器疾患などとも密接な関係があると考えられています。
  ・病気との関係のほか、1日1箱以上を喫煙するヘビースモーカーでは約40%も血液中のビタミンC濃度が低下するというマイナス面も見過ごすことはできません。

 
  喫煙者の血中ビタミンC濃度は、非喫煙者より40%も低い
タバコを吸うと、腸壁からのビタミンC吸収率が低下するうえに体内でのビタミンCの代謝が早まります。 適量のビタミンC摂取後、利用されないまま尿中に排出されるビタミンCの割合は、非喫煙者では約10%ですが、喫煙者では約30%にも及びます。
また、体内に常時貯蔵されているビタミンCのうち、代謝に使われる量をみると、非喫煙者45〜60mg、喫煙者67〜90mgと差があり、喫煙でビタミンCの消費が増えることがわかります。 実際に血中のビタミンC濃度を測定すると、喫煙者は非喫煙者に比べ40%も低いのです。
タバコの害は多々ありますが、せめてビタミンC不足が加わらないように積極的な摂取を心がけましょう。ビタミンCの摂取でタバコの害がなくなるわけではありませんが、スモーカーのビタミンC不足は、体にダメージを与えてしまうからです。
 
  喫煙を続けるならビタミンCを充分に補給しましょう
・ビタミンCは、喫煙で発生するニトロソアミンや一酸化炭素などの有害物質を無害化する栄養であるといわれています。 また、ビタミンCのもつ抗酸化作用は人体に有害な過酸化物のもととなるフリーラジカルなどを還元、無毒化します。 一方、ビタミンCには白血球の働きを増強して免疫力を高める作用もあり、充分な量のビタミンCが補給されていることが健康にとって重要です。
・「第六次改定日本人の栄養所要量」では、「喫煙者、特にヘビースモーカーは非喫煙者の2倍量程度のビタミンCを摂取することが望ましく、受動喫煙者もその摂取に十分配慮する必要がある。」と表示されています。

 
 

 
 
 
 
 
 

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