以前にDHA入りの母乳で乳幼児にランダムに臨床的な試験が実施されたが、その濃度よりもさらに高濃度なDHA量で今回試験された
栄養強化食342名のアメリカの乳幼児でランダムに幼児食を与えられた。その栄養その構成はDHA量を4群(0%、0.32%、0.64%、0.96%)に分けている以外は、すべて同一の栄養素が配合され、それぞれの食事すべてにアラキドン酸0.64%が配合された
DHAが含まれていない幼児食を与えられたコントロール群はDHAを与えられた生後12ヶ月の幼児群と比較し、視力の悪さが有意であった
著者の所感として、『0.32%DHA群で有意に視力改善が起こったが、その他の際立った効果はないようであった』としている。
(Am J Clin
Nutr (February 3, 2010). Eileen E Birchらの報告より。The DIAMOND (DHA Intake And
Measurement Of Neural Development) Study: a double-masked, randomized
controlled clinical trial of the maturation of infant visual acuity
as a function of the dietary level of docosahexaenoic acid)
この健康児での研究は最近の幼児用栄養にDHAを添加することを評価したランダムクリニカル試験12報の中の一つとして位置づけられている
(Nestle Nutr Workshop
Ser Pediatr Program. 2010; 65:123-136. Makrides
MらRole
of Long-Chain Polyunsaturated Fatty Acids in Neurodevelopment and
Growth)
この研究は早産児のための発展的な手助けの第一歩となり、現在、健康で正常出産のためのDHAの効果・効能が認められている
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