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■ 葉酸摂取による冠動脈再狭窄リスクの低減
N Eng J Med, 345(22), 1593-1600,
2001より
二重盲検無作為割付試験 |
対象:冠動脈血管形成術後患者205名 |
葉酸摂取群(105名):葉酸 1mg + ビタミンB12 400μg+ ピリドキシン 10mg |
プラセボ群(100名) |
投与期間:6ヶ月 |
エンドポイント:冠動脈造影による評価として6ヶ月以内の再狭窄 |
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葉酸摂取群において、血漿ホモシステイン濃度の低下(摂取前11.1±4.3μmol/l→摂取後7.2±2.4 μmol/l、P<00001))や狭窄程度の軽減(葉酸摂取群39.9±20.3%
vs プラセボ群48.2±28.3%、P=0.01)が観察され、再狭窄率も葉酸摂取群で有意に低下した。 |
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葉酸・B12・B6併用により、冠動脈血管形成術後のホモシステイン濃度が有意に減少し、再狭窄率が低下した。 副作用を最小限にとどめ、低費用ですむB群ビタミン投与は、冠動脈血管形成術を行っている患者への対応策として考慮されるべきである。
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図 冠動脈狭窄率の変化
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図 血中ホモシステイン濃度の変化
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