高ホモシステイン値と低Bビタミン群は、高齢男性で認識の低下が予測された

Katherine L Tuckerら Am J Clin Nutr 2005;82:627- 35.

 
 
背景及び目的
高ホモシステイン濃度は認知障害の一因となる可能性があります。
ホモシステインの上昇のほとんどは、葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6の摂取量不足から生じます。
しかし、ホモシステインと認識測定の間の相関は、はっきりとしておらず、またそれらがホモシステインによるものなのか、あるいはB群ビタミンの独立した活性によるものなのか、あるいは両方が原因なのかということもまだ明白ではありません。
そこで本研究では、血漿中ホモシステイン、葉酸、B12、B6の基本的な独立した効果を個々の食事中のビタミンB群摂取を調査することにより評価しました。
 
方 法
被験者 50-85歳の男性 321名
血漿中の葉酸、B6、B12、ホモシステイン濃度を測定
期間 約3年間(1092±100日間)
 
結 果
3年以上の追跡調査で、血漿ホモシステイン、葉酸塩、ビタミンB6、B12の血漿中の濃度と食事で摂取される各々のビタミンが有意に関連していた。
また、血漿中と食事中の葉酸塩は、他のビタミン、血漿ホモシステインの調整により、空間的な測定によるスコアで、低下を抑制した。
さらに食事中の葉酸塩は、ことばの流暢さの低下に対しても抑制し、高ホモシステイン濃度は、記憶の再生力低下と関係していました。
 
結 論
ビタミンB不足と高ホモシステイン濃度は、認識低下を予測します。
空間複製計測では、一般高齢男性では、これらの効果に最も影響されることを示唆しました。
 

 

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