魚油、オレイン酸、葉酸、ビタミンB6、ビタミンEの1年間の摂取は心臓リハビリテーション・プログラムで血漿C反応性タンパクを減少させ、虚血性心疾患危険因子を低減させる

J. Nutr. 137: 384□390, 2007.  Juan Jesu´ s Carreroら

 
背景及び目的
ある栄養分は、虚血性心疾患を予防することに効果的であることが示されてきた。我々は、これら多数の栄養分を低量で摂取することが心臓リハビリテーション・プログラム中の心筋梗塞(MI)患者において、リスクファクタや臨床変数に対し効果を及ぼすと予測した。

 

方 法
被験者 男性の心筋梗塞患者 40名
以下の2群に無作為割付された
栄養補充群
エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、オレイン酸、葉酸、ビタミンA 、B-6、D、Eを強化された乳製品 500mL/日
対照群
ビタミンA、Dを含んだスキムミルク500mL/日

患者は運動トレーニング、生活様式と食事推奨量が監督され、定期的な食事に加え、上記乳製品を摂取した

期間
血液摘出と臨床検査は、0、3、6、9、12か月後に実施

 
結 果
サプリメント投与後、血漿中エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、オレイン酸、葉酸、ビタミンB-6濃度は増加した。
血漿合計とLDL-コレステロール(アポリポ蛋白B)と高感度C反応性タンパク質濃度は補充された群で減少し(p<0.05)、血漿総ホモシステインは両群で減少した。
どちらの群でも心拍、血圧、心臓心電図のパラメータの変化はなかった。
 
結 論
治療的な生活様式は、規則的な運動とバランスのよい食事からの栄養補給を兼ねた心臓リハビリテーション・プログラムを通して、心筋梗塞患者の様々なリスクファクタを低減させた。そして、それは虚血性心疾患の第二次予防における栄養的なプログラムとして正当性を支持します。
 

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