■■■マルチビタミン・ミネラルサプリメントが感染症に及ぼす影響
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Thomas Aら, Ann Intern Med. 2003;138:365-371
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マルチビタミン・ミネラルサプリメント摂取により感染症やQOLにどのような影響を及ぼすか調査した。 |
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無作為二重盲検プラセボ試験 |
対象:U型糖尿病患者の男女、45歳以上 |
サプリメント摂取群とプラセボ群に無作為割付され、1年間毎日摂取 |
サプリメント摂取群: ビタミンA;4,000IU、β-カロテ;1,000IU、B1:4.5mg、B2:3.4mg、ナイアシン:20mg、B6:6mg、B12:30μg、C:120mg、D:400IU、E:60IU、K:20μg、ビオチン:0.03mg、パントテン酸:15mg、葉酸:400μg、カルシウム:120mg、マグネシウム:100mg、マンガン:4mg、銅:2mg、鉄:16mg、亜鉛:22.5mg、ヨウ素:150μg、セレン:105μg、クロム:180μg |
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プラセボ摂取群:B2:3.4mg、カルシウム:120mg、マグネシウム:100mg、
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サプリメント摂取群よりもプラセボ摂取群において感染症発症の申告者が多かった。糖尿病患者においても、サプリメント摂取群において有意に感染症発症率が低値であった。
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表 マルチビタミン・ミネラルサプリメントが感染症に及ぼす影響 |
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感染症発症率
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n
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プラセボ群(%)
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サプリメント群(%)
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相対リスク(95%CI)
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P
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全体
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130
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73
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43
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0.59
(0.43-0.81)
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<0.001
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U型糖尿病患者
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51
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93
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17
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0.18
(0.07-0.44)
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<0.001
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