マルチビタミンと心筋梗塞発症リスクとの関係
     -Stockholm Heart Epidemiology Program (SHEEP)-
                 C. Holmquistら,  Journal of Nutrition 133: 2650-2654, 2003    

目 的

低用量のマルチビタミン摂取と心筋梗塞のリスクとの関連性を調査する。

 
方 法
患者対照研究
対象者 : 45-70歳のスウェーデン人男女
  非致死的心筋梗塞が発症した患者1,296名(男性910名、女性386名)とマッチングさせた対照者1,685名(男性1,143名、女性542名)  

摂取栄養素(食事・サプリメント)の算出は、心筋梗塞発症前1年の食習慣票を使用し、サプリメントについてはメーカー名、用量なども調査。

 
   
   
結 果
 
図1 時々または規則的にダイエタリーサプリメントを摂取していた人の割合  
 
 
   
対象者が摂取したマルチビタミン/ミネラルサプリメントの平均含有量(推定)  
ビタミンC  60 mg  
ビタミンE  9 mg  
ビタミンB1  1.2 mg  
ビタミンB2  1.4 mg  
ビタミンB6  1.8 mg  
ビタミンB12  3 mg  
葉酸  400 mg  
セレン  40 mg  
   
低用量のマルチビタミン/ミネラルサプリメントを摂取により、非致死的心筋梗塞のリスクが低下する可能性が示唆された。  
   
図2 非致死的心筋梗塞のオッズ比とマルチビタミン/ミネラルサプリメントの摂取との関係(主なリスクファクター調整済)  
 
   
   
   

 

 

 

 
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