Carol S Johnstonら
Nutrition & Metabolism 2006, 3:35 |
|
|
ビタミンCはカルニチン生合成の補助因子です。そして、分子が脂肪酸の酸化のために必要とされます。
脂肪を酸化する能力の減少は、ビタミンC状態と肥満症の間に逆相関する可能性があります。
この可能性を調べるために、我々は最大下運動の間、ビタミンC状態の脂肪酸化への影響を評価するため予備的な試験を行ないました。 |
|
|
期間 8週間
プラセボコントロール 二重盲検
4週目までは全員がプラセボ用のカプセルを与えられ、5週目からプラセボ群(N=3)、500mgビタミンC摂取群(N=5)の試験を実施、8週目の終わりに60分間のトレードミル運動を行なってもらう
被験者 煙草を吸わないデスクワーク中心の男女(18?38歳) |
|
|
限界のビタミンC状態におかれた場合、十分なビタミンC状態と比較すると、トレッドミル運動負荷試験では脂肪酸化量が25%(/kg体重)低減しました。
また、運動中に脂肪酸化は、疲労時と逆の相関(r =-0.611、p = 0.009)がありました。
ビタミンC摂取群では、ビタミンCが消耗した対照被験者(p = 0.011)と比較し、脂質エネルギー消費が4倍高くなっていました。
|
|
これらの予備成績は、低いビタミンC状態が最大下運動の間、脂肪酸化を減らし、また運動中の還元型の脂肪酸化が疲労に関連があったことを示しました。
すなわち、ビタミンCが不足状態で運動することにより、疲労が高まり脂肪燃料の活性が低減し、最終的に体重増加に影響する可能性があると示唆されました。 |
|
|