ビタミンD状態と若い女性における体脂肪、身長、骨量との関係
Richard Kremerら
J Clin Endocrinol Metab 94: 67?73, 2009
 
背 景
現在、ビタミンD機能不全は、流行病といわれるまでの割合に達し、低骨塩量、骨折リスクの増加にも関連する。また、成人においては肥満との関連も示していた。
しかし、この関係は、若年成人ではそれほど特徴的ではなかった。
 
目 的

本研究では、骨量ピーク時の血清25-ヒドロキシビタミンD(25OHD)、体脂肪や骨構造の関係などを調べることにした。

 
方 法
断面調査
被験者:カリフォルニアに住む16-22歳の若年女性90名
血清25ヒドロキシビタミンD、免疫測定値、体脂肪と骨構造の断層撮影と二重エネルギーX線吸光光度定量値の測定を実施。
 
結 果
被験者の41%は25OHDの必要量を満たしていた(30ng/ml)が、約59%の被験者で不十分(29ng/ml)であった。
血清25OHDと内臓および体脂肪値、吸光光度定量法による体脂肪X線二重エネルギー値との間には強い負の相関があった
体重、全部位の体脂肪は、正常血清25OHD濃度をもつ女性より不十分なレベルの女性で有意に低かった。
対照的に、循環25OHD濃度と全部位の骨塩量計測値間には関連性はみられなかった。また、25OHDレベルと身長の間に正の相関があった。
 
結 論

ビタミンD機能不全での体脂肪の増加は、身長の減少との相関があり、骨量ピーク時の変化とは関係がなかった。


図 ビタミンD量と身長、体重、BMI値の関係

 

 

 

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