ビタミンDが、季節性インフルエンザ予防に効果
M.Urashimaら
Am J Clin Nutr 2010;91:1255-60.
 
 
背景及び目的
ビタミンDは、体内で細胞の抗菌物質を分泌。食事だけでは十分でなく、紫外線を浴びることで皮下脂肪のコレステロールの一種がビタミンDに変わり、増える。インフルの流行は日照時間が短い12月に始まることから、これまでもビタミンDとの関連性が指摘されていたが、実証されていなかった。
方 法

半数の117名にビタミンD30μg入りカプセルを、残り半数117名にビタミンDが入っていないカプセルを毎日与えた)

被験者

6〜15歳の小中学生334名
時 期

平成20年12月〜21年3月の流行期 4ヶ月間

結 果

ビタミンD入りグループのインフルエンザ発症率は10.8%で、ビタミンDなしの18.6%の約半分に収まった。

 

 

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