ビタミンDの状態とグルコースホメオスタシス(英国出生コホートより)
ELINA HYPPONENら
Diabetes Care 29:2244□2246, 2006
 
 
背景及び目的
肥満は、ビタミンD欠乏が引き起こす周知のリスクファクタです。
ビタミンD状態、体サイズとグルコースホメオスタシスの相互関係を評価しました。
また、HbA1c(グルコシルヘモグロビン)を測定しました。
 
方 法

コホート研究
白人被験者7,198名
45歳の1958年に英国出生コホートのデータ(2002年−2004年)を基に調査
グルコシルヘモグロビン、25-ヒドロキシビタミンD(ビタミンDの指標)、BMIに関する情報を収集。

 
結 果
肥満症(BMI>30kg/m2)の25-ヒドロキシビタミンD 濃度が75nmol/l未満である検体は80%、また、肥満ではない群の検体では75nmol/l未満が68%であった
(p<0.0001)。
BMIが増加するに従い、血清25(OH)は減少し、グルコシルヘモグロビンA1cは増加した。
 
結 論

大部分の肥満症者で最適以下の25の(OH)D濃度が、体のサイズを決定づける強い因子あった。
25ヒドロキシビタミンDが肥満に作用すを発揮するレベルの用量での無作為化制御試験が、ビタミンDサプリメントを用いて糖代謝関連の臨床的な改善が得られることができるかどうか決定することが要求される。

 

 

 

Home Top

 

 


(c)Copyright Vitamin Information Center since 2000 December