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ビタミンEは様々な医療の現場において、治療や予防に使用されている。基礎的な研究では、ビタミンEがアレルギー反応を抑制するという報告もある。しかし、アトピー性皮膚炎・喘息などのアレルギー患者におけるビタミンEの効能に関する臨床試験は少なく、アレルギー性鼻炎に関する研究は行われていない。 |
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花粉が飛ぶ季節に、普段使用している治療薬に加えて、ビタミンEを高用量摂取するとアレルギー性鼻炎にどのような影響を及ぼすか調査した。 |
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二重盲検無作為割付プラセボ対照試験 |
対象: |
花粉症患者 112名 |
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ビタミンE摂取群(800mg/日);58名、平均年齢32歳 |
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プラセボ群;54名、平均年齢36歳 |
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対象者は鼻と目の症状と、アレルギー症状に使用した薬について日々記録した。 |
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目の症状に関してはビタミンE摂取による影響はなかったが、鼻の症状は改善された。しかし、深刻な症状が発症している日数または、薬を使用した日数の割合は減少されなかった。 |
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図 ビタミンE摂取が鼻の症状に及ぼす影響 |
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今後の臨床試験や基礎的な研究が必要であるが、ビタミンE摂取がアレルギー性鼻炎患者の症状を改善させる可能性がある。 |
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