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オリンピック選手にビタミンEは必需品
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スポーツ選手へのビタミンE投与が一躍話題になったのは、1972年のことです。オーストラリアの水泳選手団が驚異的な記録をだした背景にビタミンEの投与がありました。
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日本では、1968年のメキシコオリンピックに参加した選手団がビタミンEを持参しています。標高が高く気圧が低い現地の低酸素に対応するための策でした。 |
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長距離選手を対象にビタミンEを大量に飲む群と偽薬を飲む群とに分けてタイムを調べると、ビタミンE群は長距離になるほど効果がはっきりと表れます。ビタミンEは持久力をつけるビタミンなのです。 |
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ビタミンEで疲労回復が早まる |
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長時間運動や作業をすると、血液中に乳酸やアンモニアなどの疲労物質が増えてきます。 ビタミンEを投与すると、これらの疲労物質が早く消失し、疲労回復が早まります。 |
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ビタミンEで持久力がついたり、疲労回復が早まる理由として、一つは抗酸化作用があげられます。ビタミンEが十分にあると不飽和脂肪酸の酸化が抑制されるので、酸素を効率よく利用できます。その結果、筋肉本来の力が発揮できるというわけです。 |
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またビタミンEには、血行を促す働きがあります。 血行が促されれば体のすみずみまで十分に酸素を運ぶことができ、エネルギーを補給できます。 |
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血行がよくなると疲労物質も早く運び去られるので、疲労回復が早まるわけです。スポーツ選手でなくてもビタミンEを上手に利用すれば、スタミナのある疲れ知らずの体になれそうです。 |
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