ビタミンE
  
 
女性美を保つ

 

 

冷え性・冷房病にビタミンEが効く

冬、手足が冷えて眠れないという人がいます。夏でも冷房で足腰が冷えて不調になる女性が少なくありません。

温度が下がると末梢血管が収縮するため、手や足など末端の血液の流れが、スムーズでなくなります。健康な人では、暖かくなれば末端の血管もすぐに回復するのですが、冷え性の人はなかなか回復しにくいようです。
ビタミンEは末梢血管を拡張して血行を促す作用があります。冷え性や冷房病対策として、毎日ビタミンEを服用すれば改善がみられるでしょう。
 
更年期障害の不快な症状を改善する
40代後半から50代にかけて女性は卵巣の働きが衰え、閉経を迎えます。この時期、女性ホルモンの分泌が低下してホルモンバランスが乱れると、頭痛、肩こり、冷え、腰痛、のぼせ、めまい、便秘、不眠、手足のしびれ、イライラなどさまざまな不快な症状があらわれます。これが更年期障害です。
ビタミンEは副腎と卵巣に特に多く存在しており、ホルモン代謝に関係の深いビタミンです。更年期には体内のビタミンE濃度が著しく低下しますから、この時期の女性は積極的にビタミンEを摂取したいものです。
ビタミンEの服用で更年期の不快症状が軽減することは、広く知られています。
 
頑固な肩こりをほぐすビタミンE
肩こりは成人病や貧血などの症状としてもあらわれますが、とりたてて病気でなくても首や肩の周囲の筋肉が、うっ血して張っているとおこります。運動やマッサージでも肩こりは解消しますが、ビタミンEを服用して血行をよくするのも効果的な方法です。
肩こりになりやすい人は、なかなか運動やマッサージができにくいことが多いので、ビタミンEの常用をおすすめします。
ビタミンEを十分にとると血液の流れがよくなるため、歩ける距離も少しずつ伸びていきます。
 
しみ、しわ、肌荒れの改善とビタミンE
肌を美しく保つためにはすべてのビタミンが必要ですが、とりわけ関わりの深いのはビタミンA、ビタミンB2、B6、ニコチン酸、ビタミンC、ビタミンE、ビオチン、パンテノールなどです。
ビタミンEは皮膚の血流を促して新陳代謝を活発にし、潤いや張りを保ちます。また、紫外線に対する抵抗力をつけて日焼けから肌を守るほか、肝臓傷害からおこるシミにも有効といわれます。最近はビタミンEが配合された化粧品も増えています。
 

 
 
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