妊娠可能な女性らに葉酸摂取を
<旧厚生省 児童家庭局母子保健課・保健医療局地域保健・健康増進栄養課生活習慣病対策室
(児母第72号・健医地生発第78号:平成12年12月28日)>
厚生省は、妊娠可能な年齢の女性らに葉酸摂取の重要性を呼びかけるよう、医療関係者に要請した。
葉酸は、二分脊椎など先天異常の子を出産する危険性を減らすことが、欧米で報告されており、米国では1992年、妊娠可能なすべての女性に1日0.4mgの摂取を勧告している。
葉酸は緑黄色野菜や果物に多く含まれているが、同省では、「食生活の現状などから今後、葉酸の摂取が増えるとは考えられない」とし、妊娠1ヵ月前から3ヵ月まで、食事に加え栄養補助食品(サプリメント)を使用し、1日0.4mgの摂取を推奨している。
本件については、(社)日本医師会、(社)日本産婦人科学会、(社)日本母性保健産婦人科医会、(社)日本小児科学会、(社)日本小児保健協会、(社)日本小児科医会、(社)日本薬剤師会、(社)日本看護協会、(社)日本助産婦会、(社)日本栄養士会に対しても、会員に対する周知を図るよう依頼している。
<詳細は厚生労働省ホームページをご参照下さい。>
葉酸を多く含む食品
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