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酸化的障害はリウマチ様関節炎の進行において重要な因子である。いくつかの研究では、ビタミンEが関節炎の進行に対し防御的に作用し、症状を軽減すると示唆している。
大規模な疫学調査では、ビタミンEとセレンの低濃度によるリウマチ様関節炎リスクの増加がみられた(Knektら, 2000)。 さらに、予備の介入試験では、ビタミンEを摂取した患者で、関節炎を防御する役割のあるグルタチオンペルオキシダーゼという解毒酵素の活性増加が認められた。同試験で、高用量のビタミンE摂取患者に効果がみられた。著者らは、リウマチ患者への抗酸化物質の補助的な使用は効果があると述べている(Helmyら,
2001)。
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ビタミンEの効果 |
- リウマチ様関節炎リスクの低減 |
- 関節炎の症状を緩和するグルタチオンペルオキシダーゼの活性増加 |
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参考文献 |
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Darlington and Stone, 2001 -review about
the role of antioxidants and fatty acids in the amelioration of rheumatoid
arthritis and related disorders |
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Helmy et al., 2002 - a small scale trial,
but using a range of indices, indicating a benefit from high-dose
vitamin E as part of a treatment regime for arthritis patients |
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Knekt et al., 2000 - a recent large epidemiological
study indicating that low tocopherol and selenium levels are associated
with arthritis |